本サイトの背景はKey Port Kameの壁です!

  • Effectsboard.com
  • Amalinさんのエフェクターボード写真(画像サイズは10MB以下)

少しづつ勝手がわかってきたのでボード内をきっちり説明して投稿しようと思います。

ビリー・シーン本人の音作りはHiGHとLOW別々に作って別々のアンプから出す、という異色な作りで有名ですが、僕もこれに似たようなことをしています。

まずベースからの出力はひとつなので、パワーサプライの隣のバッファボックスに入れたあと、まずギター用メタルディストーションに入れてます。

持ってたのがこれで使えたから常にオフで組み込んでるだけで本当は1 in 2 outならなんでもいいです。

さて、この機械にアウトプットが2つあるんです。これで片方はsuper deep low(ビリーはこう表現してました)に特化した音作り、もう片方はハーモニクスが綺麗に鳴るがうるさくはない程度のhighというふうに音を作って、最後に右上の銀のミキサーでそれぞれの音量を調節、アンプへと繋がる仕組みです。

先程のメタルディストーションに赤と青のマスキングテープが見えますか?
ビリー本人の機材では、ベースにある2つのアウトプットに始まりアンプまでのほぼ全てで、ハイラインで使うエフェクターには赤のテープ、ロウには青が貼ってあります。
僕のボードにも同じことをしていて、赤青のマステに書いてあるギリシャ数字の順に従って音が進んでいきます。

黄色はツマミのメモでした笑

青のロウについては簡単で、マルチエフェクター経由でそのままミキサーに繋がっています。
マルチ内は簡単に、
①コンプ
②イコライジング
③リバーブ
④ブースター
の順です。
実は本人はコンプをあとにかけるんですが…

さて、複雑なのはハイラインです。
紹介していただいたモーレイのABY、使い方がちょっとおもしろいんですよね。

赤のマスキングテープ2番はEBSのビリー・シーン シグネチャードライブに繋がっています。
このエフェクターは歪みとクリーンの音量をそれぞれ調節できるようになっているので元々のクリーンベースサウンドを失わずにドライブサウンドを足せます。

このエフェクターの凄いところはそれぞれにループがついていることで、使うのはインサーションケーブルです。
僕はドライブの方だけにMORLEY ABY とボスのイコライザーを繋いでいます。

イコライザーが作るドライブサウンドはevery body needs a little trouble のようなガシガシした感じのにしてあります。

さて問題のABY、用途としては「ドライブサウンドのON/OFF」なんです。

例えばColorado bulldogなんかそうですが、スイッチひとつで一瞬にしてドライブサウンドだけ切りたい時。
EBSを切ればハイのクリーントーンも同時に切れてしまいますのでドライブだけ切る方法って実はないんです。

それで出てくるのがこのABY。これは 1 in 2 out にできるんです。だからよく見たらAには何も繋がってないんですね~ Bだけ繋げて、手前の保護用スポンジから出てるスイッチを踏むとBも点灯。するとドライブループの回路が
①EBSを出発
②bossのイコライザーへ
③イコライザ→ABYのinへ
④ABYのB側からEBSへ戻る
という具合になります。これでドライブサウンドのON/OFFがスイッチひとつでできるというわけですね。


…上段中央の黒いボックス、何かわかりますか?

名前は crossoverといって、元々PAさん用の機会です。低音と高音をある周波数(右から2番目のツマミで調節)で分けて別々のアウトプットを持たせることによって低音特化、高音特化それぞれ別のスピーカーから出力できるというものです。アメリカから飛んできました。
本人と同じく、僕もこれはhighアウトプットだけ使います。理由はシンプルで、赤のマスキングテープを通っている音に低音が残っているとロウラインと重複する周波数帯が出てくるので、そこだけ以上な出力レベルになって台無しになるんです。つまり「ハイラインのロウカット」です。

最後に先述の銀ミキサーで音量バランスを調節し、アウトプットから
☆青マステのlow
☆クリーンhigh
☆ドライブhigh
が上手いこと混ざった状態で出力します。

あと皆さん知っての通り、これだけあれば音痩せもします。だからプリアンプ足さないと…

そしてベース本体はスペクターの五弦に惚れて昔に買いました。これはまたの機会に上げようと思います。

ということで最後まで見てくださりありがとうございました!