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音痩せの本質とか(小難しくも長文↓)

直列の繋ぎ過ぎは音痩せが酷くて、並列で分けるのが当然だが、二者択一で並列なら全く心配無い訳では当然ない。
両者に不変的な共通要因が有る。

好みに音色効果を組む時、たまに「エフェクタは後程強くかかる」と聞く。これは大雑把には正しいが、厳密には違う。
不変的には「ペダル直前のシールドのアナログ情報に対し(時にデジタル化の後)効果を適用する」←です。
その状態を幾らか変更出来るのがスイッチャー。
デジタルのマルチ直後のシールドにも、アナログの電気的な波情報が流れ、その波が拡散し熱や音痩せに。一方デジタルは0/1の電気的オン、オフ情報で、このままシールドを流れる事は規格上ない。

音痩せでは他に、エフェクトを正しく適応→原音が埋もれる。デジタル化時の変化等様々だけど、今回これらは含まず、多角的に観れたらと、ギターの一般的でない視点も一部に交えました⬇️

まず、絶対的に音痩せの無い方法はあるの?→現象上存在するが音楽での導入を目撃した事は無い。それは超伝導といって、音痩せや電力欠損も無く伝わるが、エネルギーや技術コストが見合わない為、誰もやってない。常温超伝導を発見すれば一般化の可能性も有るが、生きてる間はないだろうし、他に現実的なのは?
音色情報をデジタルのまま扱えば、0/1情報の欠損が無い限り音痩せは無いが、デジタル化時とシールドに戻す時(AD/DA変換)に欠損を幾らか含むが、技術の進展で無視出来る方向へ。
他にバッファー→エントロピーの増大(音源の状態拡散)を必ず若干含むが、戻そうとする効果で実用上十分に良いと。

✪一方、私投稿のペダル構成は、パッチケーブルが必要最小限に。
画像上段のペダル類は1度、全て連結プラグで繋ぎ出力音色を確認後、EQとマルチの間だけ安パッチケーブルへ変更。
連結プラグが基本なのは、短い導線と最も単純な連結構造で、断線(致命的音痩せ)の可能性も少ない為。

けど極端に気にし過ぎずとも原理上だけでは、導線が若干伸びるだけで増えるエントロピー(電荷)の拡散も、極わずかで音痩せも微量なはず、
現実的には全て連結プラグで構成→1つをあるパッチケーブルに変えるだけで、(私の感覚比で)ガーゼ2枚通した様にディテールが明確に浅く。なら現実的に良い方を基本に使うと。
しかし原理上では違和感で、何か別要因が有るはずと↓
安ケーブルを、倍以上長い安ケーブルに変えてみても音色に明らかな差は出なかった。
超伝導まで言わずも、最近の金属加工は安くとも一定以上の品質なはず…。

現実的には抵抗に無関心なコーティングや、その上に直でハンダ付け等の品質。導線と持ち手の金属が陸続き(電流の拡散、導線の腐食へ。画像3段目)将来の断線の危険性と手直しへの配慮。断線軽減バネが導線と接触(←安シールドは絶縁体の長さが雑、画像3段目)等々、安ケーブルは抵抗や伝導性に無関心で、低コスト主義の極端性から不確定な要因が加わると。

他に、ボディをオイルで拭いた布巾でプラグを拭き電気抵抗を増す。プラグを脂汗な手で触り放置で劣化。ジャック内に息を吹きかけ唾液の塩分等がノイズや音痩せへのアナログ情報的に作用。(←友人がやってた)
別でシールドのコイル化(ピックアップ的構造)で電力が磁力として奪われる音痩せの軽減マナーもあるが、
単に若干伸びただけで明確な差は原理上だけでは出ないはず。
逆に長いシールドな程、品質や素材を気にした方が良いとも言えるが。

↑安ケーブル1本のみで起きる明らかな音痩せの原因だろう。
以前、評価の高めなペダル一つ追加で明確に音痩せて、微妙?と思ったけど、これが原因だったんですね。
ならば高品質スイッチャーでこれ使っても同じ結果と。

✪では高品質パッチケーブルを見付ければ良いが、数度購入を繰り返せば一定品質以上のが見付かるだろうけど、
これは導線自体の抵抗度やシールド構造も絡んで、連結プラグに迫るものや、最も良いケーブルを見付ける旅路の総額コストが恐ろしく、手を出さない方向でいる。(←自作すれば?っていう)
一方連結プラグは、超伝導より圧倒的に低コストで、ケーブル上の抵抗の存在が無い事が、直線に角が無い事と同様に自明で、断線の可能性も(折れない限り)無い。
またケーブルは伝導性と別に、曲りやすい柔軟性の保持が必須だが、連結プラグではいらないので素材選択の自由度が高い事が関連する可能性も。

この辺から連結プラグの購入は、形のみ気にすればハズレが少ない(白や黒の◎が外れ安い所も聞くけど)。
足さばき的には当然、基本的に品質と自由度の高いパッチケーブル、可能な箇所に限り連結プラグというのが現実的ですしね。