Delay的な空関係をずっと探し続けてました。

要素としては、出力からの残響が「Echo」、その‘反射’からの広がりが「Reverb」、反射的やまびこ単独要素が「Delay」という関係。

俗に言う空間系というのは、流体力学的状態の表れ方の目立った要素で、基本的に同時に存在しDelayのみで独立してある事は有り得ませんが、エフェクターとしては個別な機構の方が単純で商品として普通に多いけど、自然現象として個別にあるのは不自然で、けどそこを音響効果的に活かしたり、電子音も混ぜたりも今や普通で幾年も。


そんな目線もありつつ1年以上‘最適’と感じる空関係的Delayを探し続けて10種ぐらいのエフェクターを無限ループでグルグルし続けて、最適なDelayって存在しないんじゃ？とも思ったり。
やっと“NUX, TIME CORE”、“DigiTech, OBSCURA”、“tc electronic, Nova Delay”としぼれても「迷った時は買わないのが吉」が基準な私は、それでも決定出来ずにいて、今はアンプのエフェクトやマルチで良いやとなってましたが→やっと選べましたよ。


●前回からのNova DriveとEQの間に、“tc electronic, Flashback2”を置きました。

Flashbackは、文字通りの意味では、EchoとReverbとDelayを同時に扱えませんが、
Chorus(音域)とFeedback(残響)とDelay(反射)とEQ (Hi Cut / Lo Cut)等の値を1つで同時に弄る事で音色効果的に近い事が出来ます。
空間系的状態を総合的に設定出来る上に、一度設定すれば、ペダルで弄るのは基本3つのノブだけで、単純にも扱えます。

そんな細かい設定が面倒でも、沢山のプリセット群から選ぶだけも出来るし、これを買って正解でした。長い事悩んだかいが有るかな？
空関係マルチに近い、Delayマルチだと思った❗️


FlashbackとFlashback2の違いで、多くは言われていないと感じるのは「2」のペダルから‘LOFI’ ‘P.PONG’ ‘SLAP’の効果が消えてる事です。
これは、TonePrintから呼び出せるので、なんの問題も要りませんが、各々のパラメーター(変数)を微調整したい時はEditor側の‘Template’(テンプレート)から選んで編集しますが、Flashback2のTemplateには SLAPのプリセットが無い様に見えます。
探してみると、Toneprint 1, 2, 3 の「1」の初期設定やTemplateがそれと同じ様な音色に聴こえました。
SLAPの文字はありませんが、EditorのTemplateから“Toneprint1”を選ぶと、Flashback2でも‘SLAP’の詳細設定の微調整が可能な様だと分かりました。
第一印象としては出来ないと思って、SLAPのためだけにFlashbackの「2」じゃない方も買わなきゃなのかと焦って探し回りましたが、そんな必要もなくて良かったです。

FX LEVEL等の各ノブにModulation MixやFeedback、Drive等を独自に指定出来て、変数具合も下の黒四角■で指定可能であり難い。


✚ Modulationについて
FlashbackはDelayとModを同時に指定出来ますが、両者を丁度良い具合に微調整するには、変数が多過ぎて分かり辛いやも知れません。

そこでDelayを目立たなくして、Mod要素を中心に弄って単純化したプリセットを作って、各変数の感覚をつかむ様にするのが独自仕様的な専用Modエフェクターともなりおすすめです。

やりかたは
・TonePrint EditorのDelay Timeを4〜40ms前後とか短く指定します。(0にはしません)
・Delay Timeのノブを3つとも‘No selection’にして、1つを‘Modulation - Subtype’に指定し直してModモードを選べる状態にします。
・隣のFeedbackのノブの2つを‘No selection’にして、残りの1つを‘Modulation - Feedback’に指定します。
・FX LEVELのノブの2つは‘No selection’を選択して、もう一つ1つを‘Modulation - Mix’に指定します。

以上のプリセットを‘Store’で名前を付けて保存してから、その他の変数をイジって出力具合の変化をつかんで、単純化した内容で、変数要素の感覚をつかみ、Delayのプリセットの詳細設定を弄る時の参考にも出来る様にします❕